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2022.05.06|マーケティング
アクセス解析だけで大丈夫?
コンバージョン達成に足りていないのは〇〇かも


1.コンバージョン(CV)が未達の原因
PV数、問い合わせ数、資料DL数など、WebサイトのCV達成のため試行錯誤しているご担当者の方が多いのではないでしょうか?
CV未達の原因は、サイトの構成がわかりづらくCVボタンに到達できなかったり、訴求がターゲットに響いていなかったり、そもそも情報がターゲットに届いていなかったりなど、いくつかの問題が考えられます。
今回は、これらを解決しCVを達成するためのヒントをご紹介いたします。
2.コンバージョン達成へつなげるための対策とは?
まずテクニカルな対策としては、フォームの最適化、適切なキーワード設定、サイトのUIの変更などがあげられます。
フォームの最適化
入力項目の数や順番、エラー発生時の説明などで離脱率の減少が期待できます。
入力フォームの改善例
具体的なエラー解消方法を視覚的にもわかりやすく明示することで、ユーザーがすぐにエラー原因を理解し修正することができます。


SEO、Web広告のタイトル&ディスクリプション設定
ターゲットに合ったキーワードを選定するのはもちろんですが、ワードがニッチですとそもそもターゲットへ情報が届かないため、リーチするボリュームも検討しなければなりません。
画面構成の適正化
情報過多による離脱率の低減、求めている情報を最短で受け取れるようポップアップの表示、ヒートマップツールを使用した導線の修正などで改善が図れます。

ヒートマップ

ヒートマップ
テクニカルな改善案を簡単にご紹介しましたが、CVアップのためには何よりも「ターゲットの理解」が重要です。
サードパーティーcookieの規制により、トラフィック情報が取りにくくなっているいま、ターゲットの「姿」がぼやけているためにサイトの訴求が響かずCVにつながらない、というお悩みが増えてきています。
3.ターゲットの理解を深める方法
「ターゲットの理解」をひも解くと、基本的な属性はもちろんのこと、インサイトや潜在的なニーズを引き出すことにつながります。
どんな年代・性別の方がどんな困りごとがあり、何の情報を求めているか。もし、サイトへ到達している来訪者に直接来訪動機や属性、嗜好を聞き、その結果を以てターゲットに向けた訴求・コンテンツが掲載できれば満足度の高いサイト体験が可能になります。しかし、このためには、明確なターゲット像の探索や設定に向けた調査が必要不可欠です。
ポップアップアンケートやユーザーインタビューは、ユーザーのニーズや課題の把握に効果的です。
ポップアップアンケート調査
離脱直前のサイト訪問者に対して「どこでこのサイトを見つけましたか?」「お買い物に満足できましたか?」など画面上で簡単なアンケートを実施することで、効率的にフィードバックを収集することができます。
ユーザーインタビュー
少数の代表的なユーザーに対してヒアリングを行い、ユーザーが抱える課題や意思決定のプロセスを把握することで、サイト運営の改善やユーザー分析に役立ちます。
調査で得た結果をもとに、ターゲットのユーザー像を設定します。ユーザーイメージをより明確にすることで、より現実的な顧客の思考や行動を想定でき、それに合わせてタッチポイントを設計することで、カスタマージャーニー上の施策がより効果的になります。
これまでご説明したように、「ターゲットの理解」を十分にひも解くには、ユーザーの声を収集し、分析することが重要です。しかし、これらを自社の担当者で行うとなると、「調査方法はこれでよい?」「ちゃんと分析できている?」などの不安を抱える方も少なくないと思います。
この不安を解決するのが弊社の「UXデザインサービス」です。
4.UXデザインサービスとは
UXデザインサービスでは、ソニーグループで実績のあるUXデザインのメソッドを、デジタルの分野に展開したUXアプローチをご提案します。フロントエンド・バックエンドの両面視点を持つアプローチで、システム領域も含めたワンストップ提案が可能です。
UXデザインステップ
PLAN
- ヒアリング
- 課題抽出
- 仮説立案
- スケジュール
- 予算
RESARCH INSIGHT
- 定量/定性調査
- ペルソナ設定
- ユーザーシナリオ
- インサイト抽出
VISION CONCEPT
- コンセプトスケッチ
- サイト構成
- コンテンツプラン
- コンテンツ計画
DESIGN PROTOTYPE
- UIデザイン
- ワイヤーフレーム
- デザインテンプレート
- プロトタイプ
DEPLOY
- テストアップ
- ユーザーテスト
- 公開作業
EVALUATE
- 効果測定
- 解析レポート
- ユーザーテスト
etc.
私たちはまず、定量/定性調査にてUI/UXリサーチを行い、顧客をよく知ることから始めます。「顧客とは誰か?」「顧客はそのWebサイト(商品/サービス)からどのような価値を得たいのか?」。目的と課題を深く理解し、デザインアプローチを行います。




私たちがUXデザインサービスでお手伝いすることで、
- ユーザーを自社Webサービスで満足させられているか不安なWeb担当者の課題
- UXを意識してはいるが実現できているか心配なデジタルマーケティング担当者の課題
- 管理画面などのバックエンドに課題を感じているシステム担当者の課題
これらの課題を解決します。
また、発想フェーズから検証・立案フェーズまで伴走型でフォロー。
弊社にアウトソースいただくことも可能です。
プロセス
発想フェーズ
ターゲット
探索
定量調査
本プロジェクトに適合したユーザー像の探索
ターゲット
情報収集
定性調査/
エスノグラフィ
ターゲットの行動・体験・エピソード・心情などの情報収集
ニーズ&価値
構造把握
ニーズ&価値構造化
ワークショップ
ターゲット像と、その価値から初期アイデアを発想(発散型)
初期
アイデア発想
アイデア発想
ワークショップ
本プロジェクトに適合したユーザー像の探索
検証・立案フェーズ
コンセプト
評価
定量調査
初期コンセプトを改めてターゲット調査にかけて、コンセプト評価とその理由を把握
ユーザー
像明確化
定性調査/
エスノグラフィ
「ユーザー像」と、その「利用シーン」を明確化
コンセプト
ブラッシュ
アップ
コンセプト
修正ブレスト
初期コンセプトの評価結果から、共通のコンセプトを抽出し、そこからブレないように、コンセプトを修正、あるいは新たに発想
4P
アイデア発想
アイデア発想
ワークショップ
これまで収集・分析した情報から発想して、4P(※)アイデアを抽出
5.CV達成に必要なのは、ターゲットの姿を明確にすること
CVは、一度のテコ入れですぐに改善されるとは限りません。また、ユーザーの嗜好は変化するため定期的な見直しが必要で、チューニングしていかなければなりません。
定量調査を使ったユーザー理解に合わせて、定性データを使ってユーザーの行動や体験などを更に深堀をしてみませんか?
CVに関するお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。