Cases事例
上智大学(Sophia University)公式サイト
4,000ページ超の大規模サイトの情報設計、デザイン、レスポンシブ対応のCMS実装、データ移行を担当。CMSだけでなくインフラ、フォーム開発、運用サポートまでフォロー。
Outline
- クライアント
- 学校法人 上智学院様
- 業種
- 大学・行政
- カテゴリー
- ITコンサルテーション | WEBソリューション | システムソリューション
- スコープ
- PMO(プロジェクト導入)支援 | RFP作成支援 | データ解析導入支援 | CMS導入 | ウェブサイト運用 | プラットフォーム設計(AWS)
プロジェクト概要
課題
デザイン面の課題
- スマートフォン表示の最適化ができていなかったため、機会損失が発生していた。
- 受験生、保護者、在校生、卒業生、社会人、企業と、利用ユーザーの種類が多く情報整理が適切に仕切れていなかった。
- ユーザーがほしい情報、ユーザーに見せたい情報、必ず掲載しないといけない情報など情報の見せ方の設計が必要な状態であった。
- 海外からの留学生希望者が多く、海外からのアクセスにも利便性が必要であり、低域帯でも見られる、海外向けのUIの検討が必要であった。
戦略面での課題
- Webサイトを広報戦略ツールとして位置づけたい。
- 上智ブランドをPRしきれていなかった。
- CMSの操作面・リテラシー面において、50ユーザーを超える複数部署が情報発信を簡単にできる仕組みになっておらず、活発な情報発信がしにくい状態だった。
提案(開発概要)
- 基盤構築(利便性向上、訴求力向上、誰でも同じ品質で更新できるCMSの導入)
- 効率化(運営の効率化や、各学部のサイト統一)
- 活性化(SNS活用、記事情報を増やす)
の3ステップの提案。
まずはCMS導入、スマートフォン対応、デザイン刷新により、学内外でのWebサイトの利便性を高めるところからアプローチを行うことを提案。
UI設計におけるアプローチ
下記を実施し、課題を解決できるサイトにできるように定量的なデータと、定性的なデータを集めた。
- 競合調査
- 受験生、OB、OGにアンケート実施
- デザイン案を作りユーザーテストの実施
- ベンチマークからベストプラクティスとリニューアルの課題抽出
- ペルソナ策定/カスタマージャーニー/競合調査/ヒューリスティック調査/アクセス解析
結果
- 英語サイトのPVが前年比約25%増加し、国外のターゲットを意識したUI設計も実現した。
- 直帰率が前年比約15%減少し、サイト内回遊を促せた。
- スマートフォンでの利用率が10%増加した。
- Google PageSpeed InsightsでFast/Good評価に。
本プロジェクトにおけるCMS導入時のポイント
- 更新フロー、更新する担当者、業務フローを確認し、実運用者の業務フローにフィットしたCMSを検討、提案を行った。CMS導入時の評価は、Webサイト利用者だけでなく、操作する側の評価も重要な指標。
- ページの重要度を選別し、PDF化または旧データのままアーカイブを行った。
- 移行作業はオフショア開発で行い、コストカットと納期短縮を実現した。